2006年 05月 13日
Konica C35EF |
世界初のストロボ内蔵カメラ。
別名「ピッカリコニカ」。
レンズはHEXANON38mmF2.8。
EEカメラにストロボが搭載されたことで、写真の大衆化に拍車をかけた本機だが、2006年現在の写真大国における「写真」の扱われ方を考えると、このカメラは罪を背負って誕生してきたのではないかとも思えてくる。
誰でも簡単に写真が撮れるという夢のような時代がきてみたらフイルムもプリントも必要がなくなっているとは、なんとも皮肉な話だ。
とはいえコンパクトカメラとしての素晴らしさは評価しないわけにはいかない。フイルム給送が手動、ピント合わせは目測、ストロボも手動ポップアップ式、というのは自分のリズムで撮影するのに適している。サイズも小さすぎず、電池を入れても重くない。
その電池だが、目立つ電池室に入れるのは単3(2本)だけなのだが、露出計用のボタン電池が別に必要であるので気をつけなければいけない。
by camera_135
| 2006-05-13 20:29
| 中古カメラ